学校の帰りに川の土手の所を自転車で走っていたら、川の中に人がいる。
なにやってんだろ?こんな時間に魚でも取ってんのか?
と思ってよく見たら一人じゃない。
何十人もの人が川の中でなんかやってる。
気になったんで、自転車を押してもう少し近寄ってみるとその人達は川を向こう岸に向かって渡っているようだった。
その瞬間、「ああ、これはヤバイな」と思って逃げようとしたら、自転車を倒してしまった。
「ガシャン」
と音がした瞬間その何十人もの人がいっせいにこちらを向いて俺をじーっとみつめている。
俺は叫び声をあげながら、自転車を起こしてすぐにその場から全速力で逃げた。
途中で後ろをみたが追ってはこなかった。
とりあえず家の前について「助かった~」と呟くと、すぐ耳の後ろから
「 そ れ は ど う か な ? 」
という声がした。
もう、すごく怖くなって自転車をその場に倒してすぐに家に入り、家中の鍵をかけてまわってすぐに布団かぶって寝た。
次の日自転車をみてみると自転車は全身がさび付いていてもう使えなかった。
買ってからまだ一週間ぐらいしか使ってなかったのに・・・。