金縛りはよく体験する人も多いでしょうが私も多いです。
疲れているときに金縛りにあうとはいうが私は上向きに寝ると金縛りにあいます。
だから疲れていたその日は横向きになって寝ていたんですが、ふと夜中に気がついたら上向きになってた。
ああ、しまったなーと思ったらやっぱり来た。
指の先から痺れていくような感覚と共にまったく動けない。
少し痛いくらいで、目がばっちりさえる。
部屋が広く見えて不思議と目がよくなったかのように天井のひとつひとつの皺さえ見える。
ここまではいつもと一緒だったんですが、その日はくるかもとか思ってた。
不思議と分かるんです。なんでだか・・・
しばらくそんな状態でいたら見えるはずもない布団の足元で黄色い光が4つ光ってる。
すぐに和服を来た少女が二人いるんだと理解した。
真っ赤な服で顔も真っ赤。
血を塗ったというかすごく形が曖昧な感じ。
いる、と思ったら正座したまま二手に分かれて布団の周りをぐるぐると人外の速さで回り始めた。
嫌だと思うが目を閉じれない。
しばらく回って二人は私の枕もとで止まった。
すごく息が苦しくて喘いでいたらゆっくりと二人の子供達が私の顔を覗き込んでそこで意識が途切れた。
最後、あの黄色く光った目が忘れられない。
自分の恐怖体験はこれっきりですがなんだったんだろうといつも思う。
文にすると恐くないな・・・でも思い出すと背筋が寒い。
信じてとは言わないけどね・・つくりばなしの方がよっぽど恐いときがある。