不動産業という職業柄、競売物件の購入をするのですが・・
時には一家心中なさった方の家などにも、巡りあったりしました。
そういった物件の内部を撮影すると、心霊写真らしき物を撮ってしまったり、誰もいないはずの2階から男女の争う声が聞こえたり、自殺のあった部屋だけ真冬のように寒くなってたり・・なんてありましたが全部気のせいだと思ってたんです。
仕事に熱中してたんで気にしていられなかった、と言った方がいいかもしれません。
今は自殺があった物件は絶対に購入しないようにしています。
それは、閑静な住宅街にあった広い一戸建てがきっかけです。
重厚な造りで高級感がありました。
にもかかわらず、持ち主が次々と変る家で、競売にかかった時の持ち主は既に4代目でした。
その4代目のご主人は亡くなってませんが、奥様が自殺なさってます。
リフォームして売りに出した所、すぐに問い合わせがあり、隣の県で3店舗展開していた靴屋のご主人が購入なさいました。
2年後、経営が悪化してしまい家は売却されることになりました。
人気の住宅街にあるため、すぐに買い手が付きました。
今度は2世帯4人家族だったんですが、若奥様の流産に続いて若旦那様が交通事故で死亡、それを苦に若奥様が自殺という不幸が続きました。
近くの国道で飛び込み自殺をしたのです。
残された若奥様のご両親は家を売却して転居されました。
次の購入者は現在、その家に住んでおられます。
30代のご夫婦なんですがご主人が今年の6月から入院なさっていると聞きました。
先日家の売却の相談を受けましたが、次の不幸が起きるかと思うと恐ろしいです。
ですが他の不動産屋が広告を出せばすぐに売れてしまうでしょう。
そして、地元の農家の方に聞いたのですがこの家の初代の家族は一家心中したのだそうです。
2代目は接骨医が別荘として購入し2年ほどで手放し、3代目は町内費を使い込んでしまった奥様が家で首吊り自殺をしたそうです。
何故、その家だけに不幸が続くのかわかりません。
ここの住宅街は畑だったそうなのですが。