電報

電報 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

久々に来ましたので2年前の話を書きます。

当時、僕は7つ下の子と付き合っていました。
その子の親は離れていて、上京という形で東京に居ました。
その子の親は厳しく、私はどこぞの馬の骨扱いだったんですけど、ある日、実家のおじいちゃんが亡くなったときいて実家に帰るときがあったんです。
「自分も一緒に・・」と思ったんですが、結婚してるわけではないし、そんな時にお初の挨拶って訳も行かないので、やめようと言うことになりました。

2日後に彼女が帰ってきて、私に一言「電報ありがとね、お父さんもお母さんもしっかりした子だって関心していたよ。」わたしは「はい?なんのことだろ・・・電報って?」と思い、再度、彼女に確認しました。
そうしたら、会社名や名前など紹介され、順番も親族をのけて、3番目に読まれたので、そうとう、インパクトがあったらしい。
会社名だったので誰も疑わないし、生前の付き合いの人だろうって思ったが見たいなんだけど、その子の親は、名前や会社名を知っていたんで、ビックりして泣き止んじゃったらしいとの事だったんです。

「いや、出してないし、第一、連絡先だって聞いてないじゃん」

というと

「それもそうだね・・・誰だろう?」

私は彼女のほかは、誰一人知りません、当然、亡くなったひとも。
一応、NTTの電報局に問い合わせたんですけど、詳細はムリとの事で断念。
そのあと、お父さんに会う機会があって、電報のこと、お礼を言われた私は株が上がったと思う反面、いったい誰が送ったんだろうって思います、その子は現在のフィアンセです。

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