今友達が帰っていった・・・
帰る姿を2階からのぞいてみていたら走り去っていく彼のバイクの後ろに誰か乗っている
誰だろう・・・?
カーブを曲がる寸前に後ろに乗っていた少女らしき人が僕の方を振り向いた!
そのつり目の怖い顔が口元に1本指を立て「シーッ」というしぐさをした。
今友達に電話をしてるが携帯の呼び出し音だけで誰もでない
背中が引きつるような不安を感じる。
イラつきながらいつまでも続く呼び出し音にむかってその友達の名前を呼びつづけた。
「おい・・ひろゆき!!出ろよ!!いるんだろ!!ひろゆき!!」
すると電話が繋がった。
低い声が喘ぐように言った
「馬鹿め、ひろゆきは死んだわ」