おととしの夏、友人6人とキャンプに行った時なんですが、けっこう山奥のキャンプ場でした。
花火などをして過ごし、、夜の12時くらいになって、今日は疲れたからそろそろ寝ようかという事になり、テントに入り、電気を消して寝ながら話をしていたら裏の森から、
「うおーーい うおおーーい」
という中年のおばさんらしき人の声が聞こえました。
動物かな?とも思いましたが、明らかに人間の声でした。
夕方、薪を拾いにちょっと森の方に行ったんですが、木の根とかゴツゴツしててテントを組める場所じゃないし、民家もコテージも無い場所なので、すごく気味が悪かったです。
10分くらい、その声が聞こえたり途切れたりを繰り返してその声はピタリと止みました。
翌朝、近くでキャンプをしていたおじさんグループに聞いてみたら、その人達も、おばさんの声を聞いていました。
そのおじさんグループは何年も前から毎年、そのキャンプ場に来ているらしいのですが、以前、女子校の林間学校のキャンプ中に消息を絶った生徒がいて、責任者の教師達が必死に探したけれど、その生徒は森の中で首吊り自殺してたという過去があったらしいという話を聞きました。
いじめが原因だったらしいです。
その後、その発見した教師は精神的に不安定にになり、責任を感じて学校を辞めたとか。
その教師は女性だったみたいですが、中年女性だったのか、今も生きているのかまではわかりません。
でも、もしかしたら生徒を探す教師の声だったのかな・・・
と思い、みんなで震え上がりました。
オジサン達もあの声を聞いたのは、その年が初めてだったそうです。