最近あった唯一の霊体験がちょっと笑えたので投稿する。
私は実家暮らしなんだけど、もう中々古くなってて、しょっちゅう変な音がそこかしこから聞こえる。
でもうちには上から十一歳のダックス(母が連れてきた)
二歳になるボーダーコリー(私が連れてきた)
まだ生後半年の私が拾った猫がいたから、
毎日寝てばっかりのおじいちゃんダックス以外の、チビ達が騒いでる音だと思ってた。
ある時、家に私一人の時、ドアをドンドンと叩く音がして、昔、弟がやんちゃだった頃にトラブルを持ち込んでいたから、よく変なおじさんが押しかけてきていて、またそいつかと思って、そーっと覗き窓を見たら誰もいない。
隠れたか帰ったのかと思い、静かに戻るとまた音がする。
もう無視だと思って無視してたらドンドン音が強くなる。
これはまずいとドアを注視していたら、それまでは、しつけのおかげか静かに座ってたボーダーコリーと、興味なさげだった猫がフルスロットルで吠え、威嚇し始めた。
こんなことないから驚いていると、またドアの音が大きくなって、ガチャガチャノブを回す音もする。
やばい!と思ったが意を決して覗き窓をまた覗くも誰もいない。
もうこれは確実に霊とかそういうもんだ、と思ってドアを見ながら対策を考えていると、今まで寝てたのか、あくびしながらおじいちゃん犬がのそのそやってきて、唸りまくってるチビ達をよそに「ワン!」と吠えるとドアの音がしなくなり、
猫も犬も【アレ?』みたいに、途端に静かになった。
このおじいちゃんダックスは普段全然吠えなくて、この時声を聞いたのも三年振りだったから凄い驚いた。
いつも寝てばっかりなのに、やるときはやるんだなあ、と頼もしく見えたり、私が連れてきたチビ達はまだまだなのかなあ、とか思ったり、終わってみたら少しほのぼのした体験でした。