友達から聞いた話なのですが、その友達が体験した話らしいです。
その友達(以降Aとします)は元々霊感があったようで、色々体験談を聞かせてもらいましたが、その中でも一番怖い話でした。
Aが中学生の時、その日は夏休みの出校日だったそうです。
A達のグループはトイレ掃除の分担で4階から1階まで行って、そして外のトイレへ・・・。
外のトイレに入ると4つの個室があって、4つ目だけが扉がしまっていました。
その4つ目の個室から変な感じがしたそうです。
しかもグループの中の霊感が強い子が急に「気分が悪い」と言い出しました。
「早く終わらせよう」と3つ目の個室まで急いで掃除しました。
でも扉が閉まっている4つ目の個室だけはさすがに開ける気にはならず、扉のしたの隙間から水でバーっと流しただけだったそうです。
その時に先生が点検に来ました。
先生は個室を1つ1つ点検していきます。
1つ目。
2つ目。
3つ目。
そして4つ目。
先生は扉をあけてしまったそうです。
その時に女の人の長い髪が出てきたそうです。
やばい感じがしました。
それから先生は何事もなく扉を閉めました。
どうやら見えてなかったようです。
その時はこれで終わりだったようです。
あとから聞いた話、先生は4つ目の扉開けたことを覚えてなかったそうです。
夏休みも終わり、2学期が始まりました。
そんなある日、その時の話になったそうです。
そして何人かの男子が「行ってみようぜ」と、そのトイレに向かいました。
A達は教室で待っていました。
しばらくすると男子が戻ってきて、A達に一言言いました。
「嘘つき」
A達は一体なのことかわかりません。
女の人はいなかったということなのでしょうか。
そこで
「何が?」
と聞き返しました。
すると
「4番目なんかないじゃん」
以上です。
4つ目の個室は一体何だったのか、今でもわからないそうです。