心霊スポットとか軽い気持ちでは絶対いっちゃいけないと痛いほどわかった体験。
去年の夏8月の23だったと思う。
中学校時代の仲間が5人集まって酒を飲んで遊んでいた。
しばらくして話も飽きてきて車できてるやつがいたのでその車でどっか別の所へいこうという事に(ちなみに運転手はちゃんと酒は飲んでないのでそこはつっこまないように)なった。
カラオケなんかも在り来りでつまんねって話になってそのうち誰ともなくうちの地元では結構有名な心霊スポットの廃病院にいってみよっかって事になった。
ただその場所は心霊以前に族がうろついていたり様子がおかしい奴がいるって話もあったので最初はそんなのがいたり族車がとまってたりしたらやめとこうって事にしたが、いざ現地についてみると族どころか辺り一面真っ暗で四階だてのその病院だけ壁が白いので妙に暗闇に映えてて絵に描いたような場所ではあった。
オレはその時正直ビビッてしまってやっぱやめねって言っていたが他の皆は妙にテンションがたかくここまで来て帰れねえよって感じだったので水をさすのもななんだなと思ってとりあえずついていった。
病院の周りは林になっていてあたり一面草だらけで最初は蚊の方に気をとられていたような感じだったが段々と病院に近づくにつれて辺りの空気が寒くなった様な気がしてきてオレはかなりビビッていた。
そのうち先頭を歩いていたOが“おいっ!こっちきてみろよマジスゲーぞ!”と突然大声を上げた。
慌ててOの元へいってみるとAVが捨ててあるだけでOがオマエらびびりすぎとか言って笑っていた。
Oは蹴りなんかをいれられ今度はSが先頭で病院にはいっていった。
病院にはいると案の定中はボロボロで壁なんかにはセオリーどおりスプレーでラクガキなんかがされており懐中電灯で照らしながら一階を回って二階に上がった時にOが付いてきてない事に気が付いた。
Oを探すために一回戻ろっかとか話をしてる廊下の奥の方から“おいっ!こっちきてみろよマジスゲーぞ!”とまたOの声が聞こえてきた声の方を電灯でてらして見るとよく見る手術中のランプが見え手術室のようだった。
オレ達はまたかよってそちらへ行こうとするとSだけ動かずオレらを見て
“なあ、さっきの声なんか変じゃねえか”
と言ってきた。
オレ達は最初さそうかととか言っていたがSは
“いやさっきの声さOが病院の下で言った言葉とまったく一緒じゃねまるで録音したみたいに”
とそれを聞いてまさかと思っているとまた
“おいっ!こっちきてみろよマジスゲーぞ!”
と聞こえてきた。オレは全身鳥肌がたち
“なんかやな感じがする。とりあえず一回もどんねえ”
と3人に言って一階に戻ろうと提案した。
でも確認したほうがいいんじゃねえかとか話いてると今度はあきらかにOより低く大きい声で
“オイッ!”
と聞こえたその瞬間もう誰となくなく走って階段を駆け下り一階に入り口にもどってきた。
するとそこにOがイラだった感じでまっていた。
オレ達はわけがわかんなくなりOにお前何処にいた?
と詰め寄ったするとOは
“どこもなにもお前らこそどこいってたんだよ!オレちょっと小便したくなって小便してたらお前らどんどん前行っちゃって裏口みたいな所から出てくからおっかけてったらいないしよぉ。
携帯の使えねえし一人でいくのもちと怖かったからここで待ってたんだよ”
と置いてかれた事におこってるっといった感じだった。
オレ達はもう何がなんだかわけがわかんなくなりとりあえず車に乗りその場から大慌てで逃げた。
オレ達が体験した事をOに話すとOは二階にはいっていないしじゃあオレが見たおまえらは何?といった感じで全員パニック状態になっていた。
その後メンバーに特に不幸や事故なんかはおきなかったが思い出すと本当に背筋が寒くなる。
二度とあの病院にはいくまいと思う。