リアル体験談。
私が小学6年の時の夏、サマーキャンプに参加した。
夜、湖のほとりにある私のテントに皆で集まりUNOなんかをした後、消灯で解散して友人と2人眠りについた。
この頃、私は自分の家以外ではなかなか寝付けなくて、泊まりになるといつも最後まで起きてるのは私だった。
暫らくは外から男子が消灯を無視して騒いでいる声や、先生の怒るなんかがしていたが、それも静かになり人の気配がなくなった。
深夜になり、まだ寝付けないでいると、パシッと音がした。
パシッと手でテントを叩く音。
男子が起きていて悪戯かと思った。
でもその叩く手がだんだん無数の手になっていき、テント中を外から激しく叩いている。
友人を揺り起こそうとしたがまったく起きない。
毛布を頭からかぶり、耳を塞いで朝まで過ごした
朝になり、先生にその事を話そうとして告げられたのは、私の家族の死。
霊感とかまったくないし、あんまり幽霊信じてないけど、あの事だけはトラウマ。
絶対、キャンプできなくなった。