本当に洒落にならないから書くのもためらわれるんだが書いてみる。
これは本当に会った話。
登場人物はとある学校の友人ABCDの4人。
BCDは3人して霊感があるので有名だった。
Aはあまり霊感がない。
そんなAから聞いた話。
その中でも特にBは霊感が強くて、学校1との噂もあった。
Aがある日Bの霊感の強さが本物なのかどうか確かめようと質問したらしい。
「俺の肩に何か乗ってる?もし何かいるなら当ててみてよ!」
するとBはこう言った。
「Aはさぁ…いっつも肩に青い鳥がのっかってんだよねー」
Bは愕然としたらしい。
なぜなら今は死んでしまっていないが、インコを本当に飼っていたから。
さらに家族の中でもAが一番可愛がっていたから。
そんな霊感の強いBを筆頭に、いつもBCDそろって肝試しに様々な心霊スポットに足を運んでいた。
そしてある日事件は起こった。
いつもの様に3人で、夜中心霊スポットに行こうという話になった。
場所はとある神社。
そこは山の中にあり長い階段を上る必要がある。
その長い階段を上る途中、Bはすでに危険を感じていたらしい。
「やばいよ!まじでやばい!」
だが他の二人はBほど霊感が強くないせいかわからずに言う。
「そんなのついてみないとわかんないじゃん、とりあえず上までいこうぜ」
そしてどんどん神社へと近づいて行く。
あと少しで神社だという時になり、Bはますます強まる危機感に耐え切れずついに引き返すことを提案しだした。
「ここは本当にやばい!早く引き返すぞ!」
CもBの怯えようにようやく気付いてか引き返そうとする。
だがまだDが強がってか引き返そうとしない。
BもCももはや凄い速さで上ってきた階段を駆け下りる。
「おいD!なにやってんだ!早く来い!」
ようやくDも仕方ないと言った感じで引き返す。そしてBは言った。
「絶対後ろ振り返るなよ!!絶対だぞ!!」
それからまもなく・・・振り返らず走り続けるBとCの耳に後ろからドサッという人が倒れる音が聞こえた。
・・・・・・Dは後ろを振り返ってしまったのだろうか?
あれから皆で入院したDをお見舞いに行く日々が続く。
Dは植物人間になってしまった。
これを聞いてから俺は絶対心霊スポットなんかいかねー!と心に誓った。