ピンポーン

ピンポーン 俺怖 [洒落怖・怖い話 まとめ]

つい数時間前の話なんだが・・・

夕方、部屋でだらだらしながらここのまとめサイト読んでたんだよ。
そしたら、ピンポーンてインターホンが鳴ったのね。
時間的に新聞の集金か宅配便かなんかだろうと思ったんだよ。
まあリビングに妹が居るし、台所には母親が居るからどっちか出るだろーなって放っておいたんだ。

でも出ない。
もう一回ピンポーンって鳴らされた。
やっぱり二人とも出ない。
母親は夕飯作ってるから良いとして、妹はゲームやってんだからさっさと出ろよw
とか思ってる内に、右隣の家のインターホンの音が聞こえた。
だから(ああ、勧誘か何かか。出なくて良かったな)って思ったのな。
隣ん家別の新聞だから。

で、気になってちょっと耳澄ましてたんだけど、隣家も誰も対応してねーの。
そこん家はいつも帰りが遅いから別段不思議に思わなかったんだけど、更に隣の家も同じ反応なのに気付いて、少し不気味に思った。

ちょっと立地の説明させてくれ。
まず我が家は公道からポコッと引っ込んだ道の突き当たり。
で、その道に向かって左右に四、五軒ずつズラーっと一軒家が建ってるんだ
要するに、細長い半円っつーか長方形の短い一辺が無い感じ。
だからウチから見れば他の家の玄関が全部見える。
住宅街なんで音も響く。

そんで話を戻すけど、ちょっと気味悪くなった俺は、固まったまま耳を澄ましてた訳。
更に隣の家でピンポーン、また隣の家でピンポーン・・・。
勧誘やら販売やらにしても一軒一軒廻るとどんだけしつこいんだ怖えーよwとか思った。
いや一番怖いのはどの家も出ないって事だったんだけど。
そんでもウチから段々離れて行って、一番公道に近い家から音が聞こえたから、(よっしゃ、もうアイツ帰るだろ)って期待してたのな。
のに、

ピンポーン

てその向かいの家から聞えてきたんだ。
んで、今度は段々近付いてくる。
普通こんな立地だったら道路に近い端の家から周るだろうに、俺の家が起点にでもなってたのか、それとも二週目なのか。
やっぱりどの家も出ないし、流石に訳の解らん異常事態にちょっとパニクった。
基本的にビビリなんで、もう蒲団ひっかぶってウチに来んな!って念じてた。

が、願い虚しく直ぐ外でピンポーン・・・。
でもどうせ誰も出ないからこのまま去ってくれ!って念じてたら妹が動く気配がして

妹「はーい」
俺(!!?うわ馬鹿取るなアホくぁwせdrftgyふじこpl!!!)
妹「お母さーん、○○さん(母の友人)だってー」
俺「・・・・・・はい?」

どうも妹が取り次いだのは生身の人間らしく。
一気に脱力した俺は蒲団かぶったそのまま寝た。
ただ俺も○○さんは知ってるんだが、こんな変なことする人じゃないし十軒ほど鳴らされたインターホンに誰一人出なかったってのはやっぱり不気味だ。
正直○○さんは関係なくて、変なモンが訪問して廻ってたんじゃないかなと思う。

・・・・・・で、ついさっき母親に確認取ったら変な後日談が出来た。

母「○○さん?ああ夕方の電話ね」

・・・電話ですかママン?
俺には電話の音は一切聞こえませんでした・・・OTL
てっき母の友人が来たもんだと。
本当に何だったんだろう。
やっぱりまとめサイト読んでたのがいけなかったのかな。

洒落怖は洒落にならんつー話です。

★この話の怖さはどうでした?
  • 全然怖くない
  • まぁまぁ怖い
  • 怖い
  • 超絶怖い!
  • 怖くないが面白い