かなり前に聞いた話で要点しか覚えてないが叔父が体験した話を書く。
自分の叔父は地元で大工をしていて、その日は改築作業を依頼され仕事仲間達と作業をしてました。
その家の近所の家では猫を一匹飼っており、妊娠してたそうです。
そして作業が始まってから数日後、猫が出産しました。
無事に4~5匹程産まれたそうですが、出産をした後日、叔父達が飼い主のお婆さんに
「あの子猫達は元気か?」
と聞いたところ飼い主の婆さんは
「いや、捨てた」
と答えたそうです。
驚いた叔父は「何故?」と聞いたところ
「うるさいし餌代が勿体無いからあの後ビニール袋に詰めて川に捨てた」
と淡々と話したそうです。
里親探すなりすれば良いのに…
何も産まれたばかりの子猫を捨てなくても…
と、叔父達は酷く落胆し、悶々とした気分でその日は作業していたそうです。
それから数日後、今度は飼い主の婆さんが行方不明になりました
元々小さい村なので情報が回るのが早く、すぐに捜索隊や警察で探しまわったのですが、数日後、川で水死体となって発見されたそうです。
川釣りをする人なら分かるかもしれませんが、流れの関係で流木やゴミ等が溜まる所が川によっては出来るのですが、死体はそこで発見され、そしてその死体のすぐ近くに子猫の死体が詰まったビニール袋も浮いていたそうです。
この話を終えた後叔父は、
「俺は宇宙人だとか幽霊の類は信じていないが、動物の呪いって奴だけは、もしかしたら本当にあるのかもしれないな」
と話していたのがとても印象的でした。